食べて痩せるダイエットとは?

「食べて痩せる」と聞くと、 食事を増やせば痩せる、好きなものを食べても痩せる。 そんな意味に聞こえるかもしれません。

もちろん、そういうことではありません。 食べること自体が、体脂肪を減らすわけではないからです。

身体に必要な食事はきちんと取りながら、 多くなっているものを調整して、 体脂肪が少しずつ減る状態をつくる。
これが、私が考える「食べて痩せるダイエット」です。

食べなければ、体重は落ちます

食事を減らせば、体重は落ちます。

炭水化物を抜く。

夜は食べない。

一日の食事をできるだけ少なくする。

ここまで減らせば、 短期間でも体重は変わりやすくなります。

ただし、最初に落ちた体重のすべてが 体脂肪とは限りません。

食べる量が減れば、 身体に入る食べ物や水分も減ります。 炭水化物を減らすと、 身体に蓄えられている水分も減りやすくなります。

そのため、数日で体重が落ちても、 減った数字のすべてが体脂肪というわけではありません。

それでも体重計の数字が下がると、 「もっと減らしたほうが痩せるかも」と思いますよね。

そして、朝食を抜く。 昼食も少なくする。 夕食のご飯もやめる。 少しずつ、食べる量が減っていきます。

問題になるのは、 その食事をこれからも続けられるかどうかです。

減らしすぎると、
あとから食べたくなることがあります

朝はコーヒーだけ。 昼はサラダやおにぎりだけ。 夕食も、ご飯を抜いてできるだけ軽くする。

一食ずつ見れば、 かなり食事を減らせています。

それなのに、夕方になるとお菓子が欲しくなる。 夕食を食べても満足できず、 食後に何か食べたくなる。 平日は我慢できても、休日になると食べすぎてしまう。

こうした食べ方をしている方は、少なくありません。

このとき、夜に食べたことだけを見れば、 「また食べてしまった」と思うかもしれません。

でも、夜だけを見るのではなく、 その前の食事まで振り返ってみる必要があります。

朝は何を食べたのか。 昼はどのくらい食べたのか。 食事と食事の間が長くなっていなかったか。

朝と昼の食事が足りなければ、 夕方や夜にお腹が空くのは不思議なことではありません。

そこで「食べすぎたから、明日は食事を抜こう」と さらに減らすと、また空腹が強くなり、 同じことを繰り返しやすくなります。

食べすぎた一回だけを見て、 さらに我慢を増やすのではなく、 なぜそうなったのかを見る。

足りなかった食事があるなら、そこから変えていく。 これが、食べて痩せるための大切な考え方です。

まずは、普通に食べるところから考えます

食べて痩せるために、 特別な食事は必要ありません。

基本は、朝・昼・夜の1日3食です。 ご飯も食べます。

たんぱく質は、手のひら一枚程度。

炭水化物は、お椀一杯・150g前後。

そこに、野菜や汁物などを組み合わせます。

もちろん、全員がまったく同じ量になるわけではありません。 身体の大きさや普段の活動量、 今の食事内容によって、必要な量は変わります。

また、今までの食事に3食分を そのまま追加するわけでもありません。 夜や間食に偏っていたものを、 朝・昼・夜の食事へ分けていきます。

たとえば、ご飯を我慢したあとに お菓子を食べているなら、 最初から食事で適量のご飯を食べたほうが、 一日全体の量が落ち着くことがあります。

昼食が少なくて、 夕方に毎日お菓子を食べているなら、 お菓子だけをやめようとするのではなく、 昼食で足りていないものがないかを見ます。

足りないものは食べる。
多くなっているものは少し減らす。

何でも減らすのではなく、 まずは普通の食事に戻していきます。

食べながらでも、体脂肪は減らせます

体脂肪が減る仕組みは、特別なものではありません。

食事から入ってくる量よりも、 身体が一日に使う量のほうが多ければ、 不足した分を身体に蓄えている体脂肪から補います。

この状態が続くことで、 体脂肪は少しずつ減っていきます。

食べる量を、ゼロに近づける必要はありません。

身体に必要なものを食べたうえで、 多くなっているところを少し変える。 それでも、体脂肪が減る状態はつくれます。

必要なものをきちんと食べることで、 強い空腹が起こりにくくなります。

その結果、間食や食べすぎを減らしやすくなり、 一日全体の量も調整しやすくなります。

これが、食べて痩せるということです

食べて痩せるダイエットは、 食べるだけで痩せる方法ではありません。

身体に必要なものまで減らさず、 普通の食事を取りながら、 多くなっているものを調整する方法です。

食事を減らしすぎない。 空腹を強くしすぎない。 食べすぎたときは、その一回だけではなく、 そうなった流れを見る。

そして、次の食事からまた普通に戻す。

「昨日食べすぎたなら、今日は普通に戻しましょう」

一度食べすぎたからといって、 そのあと何も食べないようにする必要はありません。

ダイエットで大切なのは、 一日だけ完璧に食べることではなく、 無理なく続けられる食べ方をつくることです。

短期間で体重を大きく落とす方法と比べれば、 変化はゆっくりに感じるかもしれません。

それでも、ダイエット中だけ我慢する食事ではなく、 痩せたあとも大きく変えずに続けられる食事になります。

身体に必要なものは食べる。
多くなっているものは少し変える。
そして、普通の生活の中で体脂肪を減らしていく。

それが、私が考える 「食べて痩せるダイエット」です。