ダイエット、結果を急ぎすぎていませんか?

「ちゃんとやってるんですけど、全然痩せないんです」
こんな話をされることがあります。
3食食べている。
お菓子も前より減った。
運動も始めた。
夜更かしも少なくなった。
話を聞いていると、
「いや、かなり変わってきてますよ」
と思うこともあるんです。
でも本人は、
体重が思ったほど減っていない。
だから、
「もっと食事を減らした方がいいですか?」
「運動を増やした方がいいですか?」
となる。
気持ちはすごく分かります。
せっかくダイエットを始めたなら、早く結果が欲しいですよね。
でも僕は、そんなときに一つ聞きます。
「それ、始めてどのくらい経ちました?」
「2週間くらいです」
だったら僕は、
もう少し、そのままやってみません?
と話すことがあります。
今日は、
頑張っているのに結果が出ないとき、
すぐ次のことを始める前に考えてほしいことを話します。
⸻
ダイエットを始めると、体重が答えになりやすい
食事を変えた。
運動を始めた。
じゃあ、翌朝どうなった?
体重計に乗る。
減っていたら、
「よし、この方法で合ってる」
増えていたら、
「あれ?何か間違ってる?」
そう思いますよね。
でも、
昨日始めたことの答えを、今日の体重だけで判断するのは少し早いんです。
体重は脂肪だけではありません。
身体の水分量も違う。
食べたものも残っています。
塩分の多い食事の翌日に増えることもある。
女性なら生理周期によっても変わります。
筋力トレーニングを始めたばかりなら、一時的に水分を多く抱えることもあります。
だから、
やっていることは間違っていないのに、体重だけを見ると「うまくいっていないように見える期間」があるんです。
ここで焦ってしまう人が結構多いです。
⸻
「減らないなら、もっと減らそう」になっていませんか?
例えば、
今まで朝ごはんを食べず、
昼も簡単に済ませて、
夜にかなり食べていた人がいたとします。
そこで、
朝も食べる。
昼もちゃんと食べる。
夜だけに食事が偏らないようにする。
そんな食事に変えた。
ところが1週間経っても、
体重があまり変わらない。
そこで、
「やっぱり食べすぎなのかな」
と、また朝を減らす。
昼も減らす。
夜のお米も抜く。
これ、ちょっともったいないんです。
せっかく食事のリズムが変わり始めていたのに、
体重がすぐ動かなかったという理由だけで、また以前の食べ方に近づいてしまう。
僕なら、
「ちょっと待って。今の食事、もう少し見てみません?」
となります。
⸻
変えたことが身体にどう出るかを見る時間も必要です
これは、
「何をしても、とにかく我慢して続けましょう」
という話ではありません。
明らかに食べる量が多い。
毎日かなり間食している。
週末になると大きく食事量が増える。
何週間見ても体重や見た目に変化がない。
だったら、もちろん見直します。
カロリーオーバーが続いていれば、痩せることはできません。
でも、
「結果がまだ出ていない」と「今やっていることが間違っている」は別です。
ここを一緒にしないでほしいんです。
始めて数日。
1週間。
2週間。
そこで毎回やり方を変えていたら、
結局、
何が良かったのか。
何が合っていなかったのか。
分からなくなってしまいます。
だから僕は、
何か一つ変えたら、
一度それを続けて、身体がどう変わるのかを見る。
この時間も必要だと思っています。
⸻
「何も変わっていない」って、本当に何も変わっていませんか?
これも、お客様と話していると結構あります。
「全然変わってないです」
と言われる。
でも話を聞いてみると、
以前は夕方になると毎日お菓子を食べていた。
今は週に2〜3回くらいになった。
夜になるとかなりお腹が空いていた。
最近はそこまででもない。
休みの日はずっとダラダラ食べていた。
最近は3食で終わる日が増えてきた。
前より眠れるようになった。
トレーニングも少しずつできるようになってきた。
僕なら、
「いや、それ結構変わってません?」
って言うと思います。
もちろん、
「体重を減らしたいのに生活が良くなったからそれでいいですよ」
という話ではありません。
痩せたいなら、身体も変えていきます。
でも、
体重という一つの数字だけを見て、
それ以外の変化を全部「なかったこと」にしなくてもいいんです。
⸻
40代・50代になると、昔の感覚と比べてしまうこともあります
「昔はちょっと食事を減らしたら、すぐ2kgくらい落ちたんです」
こんな話もよく聞きます。
だから今も、
1週間くらい頑張ったら、
それなりに体重が落ちると思っている。
でも、
仕事の環境も違う。
動く量も違う。
睡眠時間も違う。
家族との生活も違う。
身体だって、20代の頃とまったく同じではありません。
だったら、
昔と同じスピードで変わらないからといって、今やっていることが全部間違いとは限らないですよね。
僕は、
昔の自分と競わなくてもいいと思っています。
今の生活の中で、
どうすれば身体を変えていけるか。
こっちを見た方がいいです。
⸻
でも、ずっと待てばいいわけでもありません
ここは大事なので、ちゃんと話しておきます。
「焦らなくていい」
と言われても、
半年間まったく変わらないのに、
同じことを続ければいいわけではありません。
僕なら、
ある程度続けても変化がなければ、
一緒に中身を見ます。
本当に3食だけ?
間食はどのくらい?
飲み物は?
外食は?
週末はどう?
運動以外の時間はどのくらい動いている?
睡眠は?
そして、
本当に食べる量を減らす必要があるのか。
それとも、
別のところに原因があるのか。
ここを見ます。
大事なのは、
体重が落ちなかった瞬間に全部変えることではありません。
今のやり方を一度見て、それでも必要なら変える。
この順番です。
⸻
僕は、ダイエットで「待つこと」も大事だと思っています
ダイエットって、
何かをすることばかり注目されます。
食事を変える。
運動する。
歩く。
お菓子を減らす。
早く寝る。
もちろん、必要なことはあります。
でも、
もう一つ大事なのが、
やることを決めたあと、すぐ答えを求めすぎないこと。
だと思っています。
例えば、
食事を少し変えた。
翌日、増えた。
すぐ変えない。
3日後、変わらない。
まだ見る。
少しずつ体重の平均が下がってきた。
服が少しゆるくなった。
食欲も前より安定してきた。
「あ、この方向でいいんだな」
そこで初めて分かることがあります。
これって、
新しいことを何も増やしていません。
今やっていることが合っているのか、ちゃんと確認しただけです。
⸻
もし今、「もっとやらなきゃ」と思っているなら
一度だけ考えてみてください。
本当に、今やっていることが足りないのでしょうか?
それとも、
まだ結果が出るまで待てていないだけでしょうか?
食事を変えて数日なら、
もう少し見てもいいかもしれません。
運動を始めたばかりなら、
すぐ体重だけで判断しなくてもいい。
ちゃんと続けているのに、
毎朝の数字を見てやり方を変えているなら、
少しそのまま続けてもいい。
反対に、
ある程度続けても本当に何も変わっていないなら、
そのときは一緒に原因を探せばいい。
僕は、
「変わらないから、もっと頑張る」
だけが答えではないと思っています。
⸻
ダイエットは、毎週新しいことを始めなくてもいい
ダイエットをしていると、
早く痩せたい。
もっと変わりたい。
この気持ちは当然あります。
でも、その気持ちが強くなりすぎると、
今やっていることを信じられなくなってしまうことがあります。
食事を変える。
結果が出ない。
また変える。
運動を増やす。
結果が出ない。
また増やす。
そして最後には、
何をすればいいのか分からなくなる。
僕は、そうなってほしくありません。
ちゃんと食べる。
必要なところは見直す。
身体を動かす。
寝る。
そして、
少し続けてみる。
それでも変わらなかったら、
「じゃあ、どこを見ようか」
と考える。
それくらいでいいと思っています。
もし今、
「もっと食事を減らした方がいいかな」
「もっと運動しないとダメかな」
と思っているなら、
今日すぐ何かを増やす前に、
一度だけ自分に聞いてみてください。
「今やっていること、ちゃんと続ける時間を取ったかな?」
変えることより、
続けることが必要な時もあります。
焦って次へ行かなくても大丈夫です。
今やっていることが合っているなら、
身体が変わってくるのを少し待ってみる。
必要なら、そのあとに変えればいい。
僕はその方が、
何度もやり方を変えながらダイエットを繰り返すより、
ずっと自分の身体を分かるようになると思っています。



