ダイエット、結果を急ぎすぎていませんか?

「最近、ダイエットがちょっと疲れてきました」

もし今そんなふうに感じているなら、

一度考えてみてほしいことがあります。

ダイエットを始めた頃より、

「やらなきゃいけないこと」が増えていませんか?

朝ごはんを食べる。

たんぱく質を意識する。

お米の量を見る。

お菓子を減らす。

水を飲む。

歩く。

筋トレする。

早く寝る。

体重を測る。

最初は、

「これくらいならできそう」

と思って始めたことだったはずです。

でも一つできるようになると、

「これもやった方がいいかな」

と、また一つ増える。

そしていつの間にか、

できるようになったことまで、

「毎日やらなきゃいけないこと」

に変わってしまう。

僕は、これでダイエットが苦しくなっている人も結構いると思っています。

良いことでも、増えすぎたら大変です

例えば、

今まで朝ごはんを食べていなかった人が、

朝ごはんを食べるようになった。

これはいい変化ですよね。

次に、

「たんぱく質も食べた方がいい」

と聞いて、卵や納豆も入れるようになった。

それもいいと思います。

さらに、

野菜も食べよう。

水もたくさん飲もう。

毎朝体重を測ろう。

食事も記録しよう。

1日8,000歩歩こう。

週3回筋トレしよう。

7時間寝よう。

一つひとつを見ると、

別に悪いことではありません。

でも僕なら、

ここで一回聞きます。

「これ、全部やるの大変じゃないですか?」

良いことだからといって、

全部やらなきゃいけないわけではないんです。

「できた方がいい」が「やらなきゃ」に変わっていませんか?

ここって、結構気づきにくいんです。

例えば、

最初は週1回運動するだけだった。

少し慣れて週2回できるようになった。

すると、

「週2回できるなら3回やった方が痩せるかな」

となる。

週3回できるようになると、

今度は週2回しかできなかった週に、

「今週全然できなかった」

と感じる。

でも、

ちょっと待ってください。

最初は週1回でも、

「今週ちゃんと運動できた」

と思っていたんですよね。

それがいつの間にか、

週2回やっても、

「足りない」

になっている。

できるようになったから、基準が上がったんです。

成長しているのに、

自分の中では逆に「できていないこと」が増えていく。

これ、もったいないと思うんです。

食事でも同じことが起こります

最初は、

「3食食べよう」

だった。

それができるようになった。

次は、

「毎食たんぱく質を入れよう」

これもできるようになった。

そのうち、

脂質も気になる。

野菜も気になる。

食べる時間も気になる。

外食のメニューも気になる。

調味料まで気になる。

気づいたら、

食事をするたびに、

「これは大丈夫かな」

「こっちの方がいいかな」

「今日は脂質多いかな」

と考えている。

もちろん、

必要に応じて食事を見ることはあります。

でも僕は、

ダイエットを始める前より、食べることが怖くなってしまうようなやり方にはしたくありません。

最終的には、

普通に食事を選べるようになってほしいんです。

「ちゃんとできないなら意味がない」になっていないでしょうか

例えば朝ごはん。

「朝はたんぱく質を食べた方がいい」

と聞いた。

でも今日は時間がなくて、

いつもの朝食が用意できなかった。

そこで、

「ちゃんとできないから今日はいいや」

と何も食べない。

これも少し違いますよね。

卵がなければ納豆でもいい。

ヨーグルトでもいい。

それすら難しい日なら、

いつもより簡単でもいい。

僕なら、

0か100かにしなくていい

と話します。

理想通りできる日もある。

できない日もある。

それでも、

できる範囲で続ければいい。

ダイエットって、

毎日同じ条件で生活できる人だけがするものではありませんからね。

生活は毎日同じじゃないですよね

特に40代・50代になると、

自分の予定だけで1週間が決まらないことも多いと思います。

仕事が忙しい日もある。

家族の予定もある。

急な用事もある。

疲れている日もある。

外食する日もある。

いつもより寝るのが遅くなることもある。

そんな中で、

毎日同じ食事。

毎日同じ運動。

毎日同じ睡眠時間。

これを全部守ろうとしたら、

かなり大変です。

だから僕は、

生活をダイエットに合わせすぎなくてもいい

と思っています。

ダイエットの方を、

今の生活の中で続けられる形にする。

今日は忙しいから、運動できない。

じゃあ今日はやらない。

今週は時間がある。

じゃあ1回トレーニングしよう。

外食する。

じゃあ楽しんで、次の食事からいつも通り。

それくらいの幅があった方が、

長く続けやすいと思うんです。

じゃあ、何をやればいいの?

ここまで読むと、

「じゃあ結局、何をやればいいんですか?」

ってなりますよね。

僕なら、

最初からたくさん増やしません。

例えば今、

食事がかなり乱れているなら、

まず3食を見てみる。

そこができてきたら、

たんぱく質や食べる量を見る。

ほとんど身体を動かしていないなら、

まず週1回でも身体を動かしてみる。

睡眠時間がかなり短いなら、

少し早く寝られないか考える。

今一番変えたいところから、一つずつでいいと思っています。

全部できるようになったからといって、

また新しい課題を探す必要もありません。

身体がちゃんと変わっていて、

本人も無理なく続けられているなら、

そのままでいいんです。

僕は「もっとできること」より「残せること」を見たい

これは、お客様を見ていても思います。

3ヶ月間だけ、

食事も完璧。

週4回運動。

お菓子なし。

外食なし。

これができたとしても、

4ヶ月目に全部なくなってしまったら、

少しもったいないですよね。

反対に、

週1回の運動。

3食食べる。

食べすぎても次から戻る。

たまにはお菓子も食べる。

外食にも行く。

派手ではないけれど、

それが半年後も1年後も残っている。

僕なら、

こっちを大事にしたいです。

だから、

お客様が何かできるようになったときも、

すぐ、

「じゃあ次はこれをやりましょう」

とは限りません。

「これ、もう普通にできそう?」

というところも見ます。

できるようになることと、

生活の中に残ることは、

少し違うからです。

ダイエットは、足し算だけじゃなくていい

もし今、

ダイエットのためにやっていることがたくさんあるなら、

新しいことを始める前に、

一度だけ今の生活を見てみてください。

朝ごはん。

食事記録。

体重測定。

ウォーキング。

筋トレ。

ストレッチ。

睡眠。

水分。

間食のルール。

その中に、

「これ、なんでやってるんだっけ?」

と思うものはありませんか?

昔どこかで聞いたから。

SNSで見たから。

痩せそうだから。

なんとなくやめるのが怖いから。

そんなものがあってもおかしくありません。

だったら、

一度考えてみてもいいと思います。

「これは、今の自分に本当に必要?」

必要なら続ける。

必要なければ、減らす。

それでいいんです。

痩せるために、生活をいっぱいにしなくていいと思っています

ダイエットを始めたのは、

ダイエットが上手になるためではないですよね。

痩せたい。

身体を変えたい。

好きな服を着たい。

健康でいたい。

人によって理由はいろいろあると思います。

だったら、

ダイエットのために毎日考えることが増え続けて、

生活のほとんどがダイエットになってしまったら、

少し違うと思うんです。

僕が目指したいのは、

食べることも、

身体を動かすことも、

最終的には特別なことではなくなること。

今日は外食。

明日はいつものご飯。

今週は忙しくて運動できなかった。

来週またやる。

体重が少し増えた。

でも慌てない。

そんなふうに、

普通の生活の中にダイエットで覚えたことが残っていく。

その方が、

痩せたあとも続けやすいですよね。

もし最近、

「ダイエット、ちょっと疲れたな」

と思っているなら、

もっと頑張る前に、

一度だけ、

やることが増えすぎていないかな?

と見てみてください。

増やすことだけが前進ではありません。

今の自分に必要なことだけ残して、

それを普通に続けられるようになる。

僕は、それもダイエットがうまくなっている証拠だと思っています。