【もうやめませんか？】その食事制限、リバウンドの始まりです。40代から始める”太らない”新常識

「炭水化物を抜けば、すぐに3キロ痩せられる」

「短期間で結果が出るなら、少しくらい我慢しよう」

ダイエットを決意したとき、ついそんな風に**「食事制限」**という近道を選びたくなってしまうこと、ありますよね。

その気持ち、痛いほどよく分かります。だって、すぐに結果が出るのは、とても魅力的ですから。

でも、もしその近道が、「痩せては太る」を繰り返す、終わりのないトンネルの入り口だとしたら…？

今日は、多くの女性を長年苦しめている「食事制限とリバウンド」の不都合な真実と、その負のループから抜け出し、『人生最後のダイエット』にするための、本当に大切な話をさせてください。

なぜ、食事制限は”必ず”リバウンドするのか

まず、はっきりとお伝えします。

炭水化物を抜くなどの極端な食事制限をすれば、「間違いなく、短期間で体重は落ちます」。

でも、それは本当の意味で「痩せた」のではありません。

そして、その先に待っているのは、ほぼ100%のリバウンドです。

なぜ、僕がここまで断言できるのか。

それには、3つの明確な理由があります。

理由①：そもそも、一生続けられないから

考えてみてください。大好きなごはんやパンを、この先何十年も我慢し続けることができますか？

友人とのランチや、家族との旅行先で、「私だけは食べられない…」と、寂しい思いをせずにいられますか？

答えは、おそらく「No」ですよね。

極端な食事制限は、日常生活の中に組み込むことができない「非日常的」なダイエット法です。だから、目標体重に達した途端、もしくは我慢の限界が来た途端にやめてしまい、食生活は元通り。体重が元に戻るのは、当然の結果なのです。

理由②：体が「超・省エネモード」になってしまうから

急に食事の量が減ると、あなたの体は「大変だ！飢饉が来たのかもしれない！」と勘違いします。

そして、あなたを守るために、必死に**「超・省エネモード（＝基礎代謝を下げて、痩せにくい状態）」**に入ろうとします。

この時、体はエネルギー源として、脂肪だけでなく大切な筋肉まで分解してしまいます。

筋肉が減れば、基礎代謝はさらに低下。食事制限をやめて普通の食事に戻したときには、以前よりも格段に**「燃費が悪く、太りやすい体」**が完成してしまっているのです。

理由③：「食べること＝悪」という罪悪感が生まれるから

食事制限がもたらす最も恐ろしい副作用は、この「心理的なダメージ」です。

「これを食べたら太る」という恐怖心が常に付きまとい、食事の時間が楽しめなくなる。

そして、一度でもお菓子などを口にしてしまうと、「もうダメだ」と自暴自棄になり、ドカ食いに走ってしまう…。

これでは、心も体もボロボロになってしまいます。

食事制限なしで「太らない習慣」を手に入れるには

では、どうすればいいのか。

それは、「期間限定の我慢」から「一生モノの習慣」へと、考え方をシフトすることです。

「それって、食事制限より難しいんじゃないの？」

いいえ、そんなことはありません。ポイントはとてもシンプルです。

食事制限は、急激な変化を体に強いるため、体は必死に元に戻ろうと抵抗します。

一方で、「体と対話するように、少しずつ、優しく習慣を変えていく」。これなら、体も心もストレスなく適応でき、リバウンドとは無縁でいられるのです。

その変化のスピードは、食事制限に比べれば緩やかかもしれません。

でも、その緩やかな変化こそが、「周りが痩せたり太ったりを繰り返している中、あなただけがいつもいい体型でいられる」、本物の変化なのです。

最後に：ダイエットの「常識」をアップデートしよう

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

もしあなたが今、「食事制限をしないと痩せない」と思い込んでいるとしたら、今日、その古い常識をそっと手放してみませんか？

ダイエットとは…

• 「食べないこと」ではなく、「本当に必要なものを、美味しく食べること」

• 「期間限定のイベント」ではなく、「未来の自分を大切にする、一生の習慣」

• 「我慢する制限」ではなく、「心と体のバランスを、優しく整えること」

です。

僕がお伝えしているアプローチも、人によっては「食事制限」と捉えるかもしれません。

でも、その本質は、あなたの体を飢えさせることではなく、**「良質な栄養で満たしてあげること」**にあります。

あなたがかけた愛情に、あなたの体は必ず応えてくれます。

難しいことはありません。

まずは今日の食事から、ご自身の体を慈しむ一歩を。

その優しく、温かい積み重ねが、あなたを本当の意味での自由へと導いてくれます。