年末年始は太りやすい。でも本当に大事なのは「太らないこと」じゃない
【40代・50代向け|年末年始の体重増加と正しい考え方】
年末年始になると、
「太りそう」「体重が増えたらどうしよう」
そんな不安を感じる人は多いと思います。
でも結論から言うと、年末年始に体重が増えやすいのは当たり前です。
大事なのは、「太らないこと」よりも
体重増加を怖がらず、正しく戻せる考え方を持つこと。
今回は、
年末年始に体重が増えやすい理由と、
ダイエットがうまくいく人の考え方・過ごし方を整理します。
年末年始は体重が増えやすい環境がそろっている
年末年始に体重が増えやすいのは、
意志が弱いからでも、気が緩むからでもありません。
年末年始に起きやすい変化
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塩分が多い食事が増える
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炭水化物(お餅・ご飯)が増える
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外食や集まりで味が濃くなる
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睡眠時間がズレる
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生活リズムが崩れる
これらが一気に重なることで、
体重が増えやすい条件が自然にそろいます。
だから、年末年始に体重が増えるのは、ある意味「正常な反応」です。
当たり前という気持ちでいてもいいくらいです。
年末年始の体重増加=脂肪が増えた、とは限らない
正月明けに体重計に乗って、
「脂肪が増えた」と思ってしまう人は多いです。
でも実際に最初に増えやすいのは、脂肪ではありません。
年末年始に体重が増える主な理由
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体の中の水分量の増加
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食べたものの重さ(未消化分)
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塩分によるむくみ
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炭水化物を多く食べたことで水分を溜め込みやすくなる
特に炭水化物は、
体内に水分を抱え込みやすい性質があります。
つまり、
体重は増えていても、脂肪が増えたわけではない
ケースがほとんどです。
年末年始で失敗しやすい人の共通点
体重が増えたとき、多くの人がやってしまう行動があります。
体重増加後にやりがちなNG行動
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次の日に食事を抜く
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炭水化物を控える
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とにかく軽く済ませる
一見、正しそうに見えますが、
これが失敗の原因になることが多いです。
食事を抜くと、体は
「また足りなくなるかもしれない」と判断します。
その結果、
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食欲が強くなる
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間食が増えやすくなる
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夜に食べたくなる
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判断が雑になる
年末年始よりも、
その後のほうが崩れてしまうという流れが起きやすくなります。
年末年始にダイエットがうまくいく人の考え方
年末年始をうまく乗り切る人は、
そもそも考え方が違います。
年末年始は「痩せる期間」ではない
この期間に痩せようとすると、
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我慢が増える
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ストレスが増える
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反動が大きくなる
年末年始は、
楽しみながら大きく崩さない期間。
終わったら日常に戻せばいい。
この割り切りができる人ほど、結果的に体型が安定します。
年末年始にいちばん避けたいのは「罪悪感」
太りたくない気持ち以上に、ダイエットを壊すのは罪悪感です。
罪悪感が出ると、
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次の日に抜く
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反動で間食が増える
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炭水化物を避けて余計に欲しくなる
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「もういいや」と崩れる
このループに入りやすくなります。
食べたら、こう考えてください。
「OK。終わったら日常に戻せばいい」
この考え方が、年明けの立て直しをしやすくなります。
年末年始の正しい過ごし方ルール【3つだけ】
難しいことをやる必要はありません。
意識するのは、次の3つだけです。
① 食べ過ぎた次の日に抜かない
食事を抜くと、体は
「足りない」と判断して食欲を強めます。
次の日は、抜かずに3食に戻す。
これが一番の近道です。
② 3食の「軸」を守る
内容は完璧じゃなくてOKです。
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3食食べる
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たんぱく質を入れる
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炭水化物も抜かない
この軸が戻るだけで、体は落ち着いてきます。
③ 睡眠を最優先にする
年末年始に崩れやすい最大の原因は、睡眠です。
睡眠不足になると、
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食欲が乱れる
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甘いものが欲しくなる
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判断が雑になる
だから年末年始は、
「寝ることがダイエット」くらいでちょうどいいです。
年末年始に体重が増えて不安になったときのチェックポイント
体重は結果であって、
年末年始は水分やむくみで簡単に動きます。
不安になったら、
次の3つだけ確認してください。
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3食に戻せているか
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炭水化物を抜いていないか
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睡眠が確保できているか
この3つが戻っていれば、
体は自然と落ち着いていきます。
まとめ|年末年始は「太らない」より「戻れる」ことが大事
年末年始に大事なのは、
「体重を増やさないこと」ではありません。
崩れても、日常に戻れること。
食べて増えても大丈夫。
焦って調整しないこと。
年末年始は、ダイエットの敵ではなく、自分の整え方を身につける期間です。
この考え方を持てるだけで、2026年のダイエットは確実にラクになります。
良いお年をお迎えください。

