なぜ、食事は食べたほうがいいの?

 

「痩せたいなら、食べないほうがいいですよね?」

この言葉、ほんとによく聞きます。

言いたくなる気持ち、めちゃくちゃ分かります。だって、食べたら増えそうだし、

食べないほうが“ちゃんとやってる感”がある。

頑張ってる自分を、少しだけ信じられる気がする。

でも同時に、こういう声も多いんです。

「食べてないのに、痩せないんです」

「夜になると、食欲が止まらないんです」

「一回落ちても、すぐ戻るんです」

これは普段から食事を減らしてるのが原因なんです。

決して、あなたがサボってるからでもない。

今日は、ここをちゃんと整理したくて書いてます。

“食事は食べたほうがいい”って聞くと、

なんだかキレイごとに見えるかもしれないけど、

実は、かなり現実的な話です。

食べないほうが痩せる、は「一瞬だけ」正しい

 

食べる量を減らせば、体重は落ちます。

短期で数字を動かすだけなら、これは事実です。

だから「食べないほうがいい」って考えるのは、間違ってないです。

ただ、問題はその先。

体重が落ちたあと、体がどうなるか。

 


体は「足りない」が続くと、守りに入る

 

食事が減り続けると、体はシンプルにこう思います。

「え、これ…この先も入ってこないかも」

そうなったら、体は守ります。

 

・できるだけ消費しないようにする

・脂肪は残しておこうとする

・食欲を強く出してくる

つまり、痩せにくくなるということです。

 

むしろ“生きるため”の身体の素直な反応です。

「食べてないのに痩せない」の正体って、ここ

 


40代・50代の「食べない」は、思ってるよりキツい

 

若い頃は、多少無理しても回復できた。

寝れば戻った。気合いで押し切れた。

でも40代以降って、そうはいかない日が増えます。

 

・疲れが抜けにくい

・寝てもスッキリしない

・家のこと、仕事のこと、ずっと頭が動いてる

 

その状態で食事を減らしたら、体からすると「守るしかない」ってなるのも当然です。

だから、

「昼は我慢できるのに、夜に爆発する」

「間食が止まらない」

「頑張ってるのに戻る」

こういうことが起きやすくなる。

 


「食べたほうがいい」は、たくさん食べろって話じゃない

 

ここは誤解されたくないので、はっきり言います。

“食べたほうがいい”っていうのは、

「好きなものを好きなだけ食べよう」ではありません。

僕が言いたいのは、体が安心できるだけの食事は必要ってことです。

ずっと我慢して、ずっと減らして、体を不安にさせ続けるやり方は、

結果的に遠回りになりやすい。

 


食事を整えると、最初に変わるのは「体重」じゃない

 

ここも、実際によく起きることです。

食事を整え始めると、体重ってすぐには動きません。

むしろ増えます。

 

だから不安になります。

「やっぱり食べたら増えるんじゃ…」って。

でも、最初に変わるのは体重じゃなくて、こっちです。

 

 

体が「入ってくる」と感じると、守りのスイッチが少しずつ緩みます。

ここが整ってくると、ようやく体重も“あとから”ついてきます。

 


食事は「減らすもの」じゃなくて、「整えるもの」

 

ダイエットって、どうしても「何を減らすか」になりがちです。

でも、本当は「どう整えるか」のほうが大事。

食事は、体を罰するためのものじゃない。

あなたの体を整えるための土台です。

ここを間違えると、

頑張れば頑張るほど、しんどくなります。

 


まとめ:だから、食事は食べたほうがいい

 

なぜ食事は食べたほうがいいのか。

答えはシンプルで、体が安心できる状態を作るためです。

安心できない体は、痩せようとしません。

守ろうとします。

40代・50代のダイエットは、「減らす」より先に「整える」。

食事はその一歩目です。

もし今、食べることが怖くなっているなら、

少しずつ増やしてみたりするのも一つの方法です。

まずは食べることから始めてみましょう。

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